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創造教育

社会福祉学科 2016年度 野村ゼミ 東海大学健康科学部社会福祉学科稗田先生ゼミ、北里大学病院ソーシャルワーカーとの交流討論会および、アルコール依存症者支援施設訪問の報告

Ⅰ フィールドワーク目標・プログラム


フィールドワークの目標
  • 本年のゼミは多職種連携の現状と課題、特に依存症支援に焦点をあて、取り組んできた。信念対立解明アプローチに関する文献研究、日本アルコール関連問題ソーシャルワーク学会におけるケアカフェ開催企画、並びに同志社社会福祉学会ポスター発表(「ワールド・カフェ多職種連携を育むことができるのか」)に取り組み、グループ研究に取り組んできた。
  • 本フィールドワークでは、地域におけるさまざまな立場の人々が、依存症が背後にある諸課題にどのように連携し支援を展開しているか、さまざまな立場の方々と交流し対話し、学び深めることとする。

日程
2017年2月13(月)~2月14日(火)(1泊2日)

行き先
神奈川県相模原市

フィールドワーク
*学生交流
 東海大学健康科学部社会福祉学科 稗田里香先生、3年生学生さん5名
  (神奈川県伊勢原市下糟谷143)
*施設訪問
  相模原ダルク 理事長:田中秀泰さん
   (神奈川県相模原市中央区相模原6-23-9-2F )
  北里大学病院トータルサポートセンター 窓口:ソーシャルワーカー左右田哲さん
   (神奈川県相模原市南区北里1-15-1 )


参加者
社会福祉学専門演習Ⅰ・Ⅱ受講者(社会福祉学科3回生)

学生氏名
林智子
平川綾香
森山由佳梨
白石弥礼
内田早紀
吉本春香
洪性豪
西口泰生

引率
野村裕美(ゼミ担当教員) 


旅程

2月13日(月)08:50集合JR京都駅新幹線ホーム(東京方面)
09:05乗車JR京都駅発のぞみ116号
11:23到着JR新横浜駅
昼食、移動 
15:00訪問フィールドワークⅠ:相模原ダルク
17:00退室
18:00開始交流討論会(東海大学稗田ゼミ、現任ソーシャルワーカーさんたち)
20:30終了
移動(相模原→町田)
21:00ホテル到着
21:00開始ミーティング①
22:00終了各自部屋へ移動

2月14日(火)
07:00起床
08:00開始朝食・ミーティング②
08:30終了身支度
09:00ホテル出発
10:00開始フィールドワークⅡ:北里大学病院
13:00終了適宜昼食
移動(相模原→横浜方面へ)
自由時間、夕食、ミーティング③
20:19乗車JR新横浜駅発のぞみ257号
22:17到着JR京都駅着 下車
京都駅解散

Ⅱ フィールドワーク感想


林智子

 赤レンガ倉庫前でシーバスを降り、早速赤レンガ倉庫に行きました。有名な観光地なので、しっかりとゼミ全員で記念撮影をして、お土産を見ました。横浜発祥なのか不明ですが、食品サンプルのグッズが売られていて皆であれが欲しい、これが欲しいと楽しく話しながら見ていました。(結局誰もお土産は購入していません。)
 赤レンガ倉庫でウインドウショッピングをしていると時間もあっという間に夕方になり、新幹線の時間と中華街でご飯を食べるという強い希望を考慮して大桟橋の方向に皆で歩きました。大桟橋は景色もよく、関西にはない素敵な場所だったので、ここでもたくさん皆で写真を撮って楽しく過ごしました。まだ暗くはなかったので残念ながら綺麗な夜景は見ることは叶いませんでしたが、大桟橋は人気ドラマのロケ地ということもあってその分はしゃぎました。
 大桟橋を満喫した後、早めに夜ご飯を食べようと山下公園を通りながら中華街まで歩きました。中華街に行きたいと強く思っていたにも関わらず、どこで食べるかなどノープランだったのでぶらぶら歩いて決めることにしました。個人的な感想ですが、横浜の中華街は神戸などと比べて本格的で、本当に中国にいるような気分になり、あらゆるところからいい香りがしてくるので、歩くだけでも楽しかったです。
 店頭販売(売っていたものは忘れました)が大行列の中華料理のお店に立ち止まり、100品以上の料理が食べ放題で人気があることとお得な価格に惹かれて早い段階でお店を決めることができました。しかし、食べ放題はその店舗ではなく別の場所だったため店員さんについて行って移動しました。すると、向かっているお店の価格と同じような食べ放題がたくさんあったので、中華街の価格競争は厳しいことをその時に知りました。
 お店では本当にたくさんの料理がありました。エビチリ、炒飯、小籠包、餃子など食べたいものを好きなだけ頼んでお腹一杯になるまで食べました。念願の中華街での夜ご飯、どれも美味しく大満足でした。
 ご飯を早く食べたことで時間に余裕があったため、帰りも山下公園を通って中華街の最寄り駅から1駅向こうまで歩きました。山下公園の海沿いを歩くと横浜の素晴らしい夜景が目に飛び込んできて、今回の訪問の最後にとても感動しました。それと同時に、バレンタインデーの横浜は、ゼミのムードとは少し違うロマンティックな雰囲気であることを最後に実感して切なくなりました。(あくまで個人的な感想です。)
 歩いての移動が多くて足の疲労はひどかったのですが、横浜観光を通してまたさらにゼミの仲が深まり素敵な一日になりました。
                              

平川綾香

 1日目の夜、相模原DARCへの訪問が終わった後はホテルのある町田まで戻ってきて、現任の医療ソーシャルワーカーさん2名、東海大学健康科学部社会福祉学科の稗田先生とその学生5名と交流討論会を行った。東海大学の学生さんは、稗田先生の精神保健福祉の授業を履修していて、稗田先生に声をかけられ今回の合同フィールドワークに参加したそうだ。皆、精神保健福祉士の資格を取得する予定だ。最初はお互いに緊張していたが、互いの大学の場所や人数、授業カリキュラムや実習先等を話しながらその違いに驚いたり、学科のコミュニティーの狭さなど社会福祉学科あるあるに盛り上がったりする中で、すぐに打ち解けることができた。卒論のテーマがもう明確に決まっている人や、それに向けてもう行動を開始しているという話に焦りを覚えた。逆に、私たちの病院での社会福祉実習の話は東海大学の学生さんにとって興味深かったようで、お互いに刺激し合うことができたように思う。私たちのゼミ生は全員が精神保健福祉士をとるわけではないので、精神科病院の閉鎖病棟の話など、普段のゼミではあまり話題にならないようなことも話にあがり、短い時間ながらも濃い話をすることができた。福祉に関する真面目な話はもちろんのこと、学生生活やサークル、好きな芸能人の話や恋愛の話等、同世代ならではのトークに花を咲かせた。
 普段100人程しかいない、ほとんどの人が顔見知りの小さなコミュニティーで過ごしている私たちにとって、他大学で福祉を学んでいる仲間と出会い、福祉のことや学生生活のことについて語り合うことのできたこの経験は非常に新鮮で、忘れることのできない思い出となった。またいつか、それぞれが神奈川、京都に遊びに行った際、そして将来現場で働いていく際に再会できることを心から願っている。左右田さん、平さん、稗田先生、そして東海大学の学生の皆さん、素敵な時間をありがとうございました。

森山由佳梨

 2月13日、朝9時頃に京都を出発しました。道中の新幹線では、お菓子を食べたり、おしゃべりをしたり、先生との個人面談をしたりなど各々がゼミ旅行に向けて楽しんでいるようでした。11時頃に新横浜駅に着き、昼食を食べました。昼食は、新横浜ラーメン博物館に行きました。ラーメン博物館は、全国各地の有名ラーメン店舗を中心に、ミュージアムショップや駄菓子屋、喫茶店・スナックなどを併設していました。ラーメン博物館の前に自動で動くラーメンの置物があり、とても印象的でした。博物館の中は、昭和中期をイメージされていて、電話ボックスやバイクなどが置いてあり雰囲気だけでも楽しむことが出来ました。色々な店舗があり、美味しそうなラーメンの写真を見てどれを食べるかそれぞれが悩んでいました。それぞれ食べたいラーメン店に分かれることになり、私は支那そばやというところで食べました。あっさりとした醬油ベースのスープが美味しかったです。ラーメンを食べた後はラーメンの歴史を見て今身近なラーメンもこのような歴史があったのだと新たな発見をしました。楽しみながら腹ごしらえをし、1つ目のフィールドワークに行きました。
 2日目は北里大学病院でのフィールドワークを終え、相模原大野駅で昼食を食べ、横浜に観光をしに行きました。横浜まで行く途中の皆の顔は生き生きとしてとても楽しそうでした。横浜に着くとまずシーバスへ乗りました。横浜駅からみなとみらい21を通過し、赤レンガ倉庫まで行きました。皆、外で潮風を感じながらクルージングを楽しみました。横浜を象徴する横浜ランドマークタワーやコスモクロック観覧車、パシフィコ横浜などを見ることが出来ました。横浜の象徴する建物を見ることが出来て、横浜に来ているという実感が湧きました。京都とは違い、高い建物が多く建っていて、都会だなと思いました。それぞれ風景の写真を撮ったり、集合写真を撮ったり、思い出を残しました。横浜は、中心街にたくさんの観光地があり、凝縮されている印象を受けました。今回は夕方にシーバスに乗りましたが、今度は夜にも乗ってみたいと思いました。夜景が綺麗で有名な横浜なので、昼とは違った顔を見せてくれると思いました。

白石弥礼

 13日の午後、相模原ダルクを訪問した。相模原ダルクは、最寄り駅から徒歩20分程の、大通りにやや近い場所にある建物の2階と4階に施設を構えていた。この場所で、北里大学病院のソーシャルワーカーである左右田さん、東芝林間病院の平さん、稗田先生率いる東海大学健康科学部社会福祉学科の学生さん5人と合流した。案内をして頂いた4階のフロアは、春になると満開の桜が一望できるという、とても明るく見晴らしの良い部屋であった。また白い壁には、遊園地やスポーツを楽しむメンバーさんの写真や、書き初めなどが飾られていた。一見すると「薬物依存症者の回復支援施設」を感じさせるものは特に見受けられなかったのだが、壁際におかれた細い本棚には、タイトルに「依存症」や「回復」といったワードが目立つ本がずらりと並んでいた。
 最初に理事長である田中秀泰さんから、ダルクの歴史を始め、依存症について、地域での立ち位置や役割、相模原ダルクの特徴についてお話をして頂いた。そして二人の当事者の方から、自身の体験や当時感じていたこと、現在の思いを語って頂いた。その後質疑応答の時間を持ち、初日のフィールドワークを終了とした。
 依存症からの回復者であるスタッフの方からお話を聞いていると、元当事者であったからこそ言える「言葉」から様々な考えや想いが感じられた。以前読んだ文献に、『問題は「今 病気であること」ではなく、「その前に何があったか」なのだが、そのことはなかなか分かってもらえない。』という記述があった。これは本当にその通りだったのだと痛感した。患部にばかり目が向いてしまい、他の病気の背景にある依存、依存症になる前のその人の生活や依存症になってしまったきっかけなどは、努めて見ようとしなければ分からないものだった。「アディクションを断つだけじゃ駄目で、感情・生き方・考え方すべてが依存に繋がる。生き方から変えていかないと、それは本当のクリーンじゃない。今までは心に空いた穴をアディクションで埋めていた。今は人(仲間)で埋めている。仲間と繋がっていれば、止め続けられる。」という言葉がとても印象的で、当時の自分自身や現在の生き方と向き合いながら、仲間と共にアディクションを断ち続ける、DARCはそういう場所なのだと感じた。
 このフィールドワークでは、SWが支援をするにあたって持つべき視点や、諸機関や人との連携やつながり、といったものがキーワードだったように思う。また、当事者の声から学ぶことや得られるものがとても多く、机上だけでは決して感じることの出来ないものだと感じた。この経験を少しでも支援や依存症啓発に役立てたいと思う。今回のフィールドワークで見たもの、出会った人、感じたこと全てを大切にして、今後に活かしていきたいと思う。

内田早紀

 相模原市でのフィールドワーク二日目に、北里大学病院のトータルサポートセンターへと訪問させていただいた。北里大学病院へはバスで向かったのだが、バスの中はたくさんの人が乗っていた。病院に着くとほとんどの人が降りていき、こんなにたくさんの方が病院へ向かっているのだと少し驚いた。北里大学病院は迷子になりそうなほどとても広くて大きな病院で、外観もとても綺麗な病院であった。この日はトータルサポートセンターで働いている医療ソーシャルワーカーの方にお話を聞かせていただいた。
 トータルサポートセンターとは、患者さんやそのご家族がその人らしい生活を送れるよう、専門のスタッフが支援を行っているところである。トータルサポートセンターではソーシャルワーカー14名の他に看護師16名、事務の方3名が働いているとのことであった。看護師さんの数が予想以上に多くて驚いた。ここでは、相談支援だけでなく、地域活動や教育・広報活動も積極的に行っているということを知りとても勉強になった。
 お話を聞いている中で興味深かったのはアドバンスケアプランニングという言葉でこれはどう生きていきたいのかということを聞いていくというものだそうだ。ソーシャルワーカーが昔からやっていることであるということであったが、ソーシャルワーカーが昔から持つ価値観が他の専門職にも広がっていっているのだなと感じた。また、病院稼働率が110%を超えたと聞き、それに外来にいらっしゃる患者さんもいると考えると本当にたくさんの方が病院に来ていることが分かった。北里大学病院では退院援助が相談内容の半数以上を占めていると聞き、時間に追われる中でその人らしく生きていくためには今後どうしたらよいのかという事を考えながら支援していくのは本当に大変なことなのだろうということを感じた。
 私は社会福祉士の実習は病院であったが、違う機能を持つ病院で働くソーシャルワーカーの方のお話を聞いて、やはりソーシャルワーカーの持つ価値観はどこに行っても変わらないのだと感じた。あっという間ではあったが、たくさんのお話を聞けて本当に貴重な時間となった。

吉本春香

 東海大学ゼミ生との交流、一年間学んできた依存(アディクション)への理解を深めるためのフィールドワークを目的とした今回の相模原への訪問は、一泊二日と決して長いものではなかったが、とても濃い時間を過ごすことができた。
 13日の朝、時間に間に合うか少し不安になりつつも、無事に全員そろって新幹線に乗り出発した。お昼頃新横浜に到着。私は修学旅行以来の横浜だったため、見覚えのあるところもあり懐かしかった。まずは昼食をとるため新横浜駅からすぐ近くのラーメン博物館へ。合宿の始めから観光地を訪れ、楽しい二日間になりそうだと感じた。その後相模原ダルクへと向かい、15時から17時30分まで東海大学健康科学部稗田里香先生、学生さんといっしょに相模原ダルクの活動や依存症の当事者の方からのお話を伺った。どれも貴重なお話ばかりだったが、特に代表の田中秀泰さんからは実際に現場で当事者の方と向き合う中で生まれたとても現実的な考え方や、それに基づいた相模原ダルクでの活動をお聞きすることができ、新しい発見も得つつ依存症のリアルに触れることのできるすばらしい時間だった。その後、東海大学の学生さん、相模原で活動する現任のソーシャルワーカーさん2名も参加していただき、交流討論会があった。最初は少しぎこちなさもあったもののすぐに打ち解けることができた。機会があれば、ぜひまた一緒にフィールドワークをしたい。
 14日は10時から12時まで、北里大学病院トータルサポートセンターで医療ソーシャルワーカーとして勤めておられる左右田哲さんから北里大学病院機能の説明、および院内におけるソーシャルワーク業務、そして今回の目的でもある特定機能病院と依存症患者との出会い、支援の実際についてのお話を伺った。また病院内の施設見学もさせていただいた。北里大学病院は現在放送中のドラマのロケ地らしく、実際にドラマに出てくる場所も教えていただいたのだが、私はそのドラマを見ておらず少し残念に思った。
 左右田さんのお話の中で特に印象に残ったのは、「病院の中で決まった仕事をこなすだけでなく、もっと外に出て行かなければ医療ソーシャルワーカーという仕事はなくなってしまう」という言葉である。医師や看護師とは違うソーシャルワーカーとしてのアイデンティティーとは何なのかを改めて考えさせられた。病院訪問が終わってからは、自由時間となり、横浜観光へ向かった。江の島へ行くという案も出ていたが、時間的に厳しく断念。帰りの新幹線に間に合うようにということで急ぎ足の観光だったが、シーバスに乗ってクルージング、赤レンガ倉庫、ドラマ『逃げ恥』のロケ地としても有名な大桟橋、横浜中華街、山下公園で夜景を眺める―と、定番の観光地はほとんど回ることができ、大満足な横浜観光になった。
 このフィールドワークでたくさんの学びを得ることができた。加えて、ゼミ生全員と以前よりさらに交流を深めることができたことも収穫だと思う。残り一年間、このメンバーでさらにたくさんのことを共有したいと感じた。

洪性豪

 私たち野村ゼミは2月13日に相模原にあるダルクに訪問した。私たちは様々な話を聞くことでアルコールやギャンブル、薬物などの依存症について知った。また様々なプログラムや後遺症、支援のあり方について学んだ。さらにダルクの職員の方々は全員依存症であった方々であったため、様々な経験談を聞き、理解を深めることができた。
 ダルクでの講演はどこでも聞けない貴重な話であったが、その中でも私は当事者の経験談が非常に印象に残った。その理由は、依存症から頑張って脱出することができたが後遺症のことで苦しんでいた話を聞いたからだ。二人の職員の方に話を聞いたが、一人の方はギャンブル依存症で、もう一人の方は薬物依存症であった。今は依存症から脱出し、クリーンでいる状態も続いているが、まだ少し後遺症が残っているということだった。二人の方々は依存症であったことから身体的、精神的後遺症、また社会的な問題もあったとおっしゃった。回りのことを気にせず家族にもひどいことをしたこともあったと話してくださった。依存症で社会的問題が生じることで二人の方々は当時、他人の考えや思いがわからず、他人にどう接すればいいのかわからなくなっていた。話が終わった後、二人の方々がどう再び社会復帰をできるようにしたのか気になり、尋ねてみた。すると人と接することができるようになったのはダルクのプログラムであるミーティングのおかげだとおっしゃった。ミーティングは基本言いっぱなしと聴きっぱなしのスタイルのもので、避難や批判がなくて自分の考えを話すことができるプログラムであった。このミーティングを通して他人が思うことや考えることを少しずつ理解し、他人を理解することができるようになったと教えてくださった。ミーティングは依存症から脱出した人々が社会で生活するためには必ず必要な過程であると考えた。
 私は職員の方々の経験談を聞く中で一つ残念に思ったことがあった。一般的にダルクでは同じ依存症の人々が集まり、お互いに支え合うことになっている。しかし私は同じ依存症の人々が集まっていると再びアルコールやギャンブル、薬物などに手を出してしまう、つまりスリップするのではないかと考えた。その人を支えるために一番重要なのは家族ではないかと考えた。相模原ダルクでは特別に家族支援という素晴らしい支援が行われていた。私がこの支援を素晴らしいと考えた理由は世間では依存症のことをただ本人が悪いと認識している。そのため家族でも依存症になったことを責め、関係が悪化してしまう。しかし依存症の家族支援をすることで依存症のことを理解し、依存症の人を理解することで依存症の人をスリップから予防し、クリーンを続けられるよう支えることが可能になる。今回訪問した相模原のダルクにしか行われていなかったこの家族支援を広げ、依存症の人々の家族関係と家族の依存症の人に対する理解をできるようにすべきだと考えた。
相模原ダルクでの講演は非常に興味深く、勉強になる機会だった。今回は職員の方々の話しか聞くことができなかったが、次に機会があればダルクの様々なプログラムを見学してみたいと感じた。

西口泰生

 北里大学病院は、主に難しい病気を抱えた人が対象の3次医療機関であり、稼働病床985床、平均在院日数が12,2日の総合病院である。今回、お話や病院の案内をしていただいた左右田さんが所属する北里大学病院トータルサポートセンターでは、医療ソーシャルワーカーや看護師等が勤務しており、地域医療貢献や患者サービスの向上を目標に、アドバンスケアプランニング(ACP)等の様々な技術を活用しながら、患者さん一人一人がその人らしく生きることを支援している。
 今回、北里大学病院を見学させていただけたり、現職のソーシャルワーカーである左右田さんのお話を聞くことができたりしたことは大変貴重だった。トータルサポートセンターの職員室では、机を職種別に分けないでいろんな職種を混ぜていると知って、コミュニケーションを取りやすく、連携がしやすいだろうと思った。また、お話の中にあった、利用者にとって適切な医療を提供し続けられるようにすることが医療ソーシャルワーカーの重要な仕事だということを聞き、そのためには地域に適している地域包括ケアシステムがうまく機能していなければならないと感じた。今回のフィールドワークツアーでは普段はなかなか経験できないことをたくさんできてよかった。この経験を今後の学びに十分活用しようと思う。

2.1
2.2
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4.2
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