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2008年度 社会学科 鵜飼ゼミ 卒業論文 相互批評集

SH著

これからの客室乗務員 ―女性を魅了するCAの秘密と過去の栄光―

本書では、昔から今に至るまで女性の憧れであるCAという職業が、今後も人気であり続けることができるかを論じる。私は、幼い頃から客室乗務員(CA)に憧れていた。今年航空会社の就職活動をしていく中で、CAの職業について考えたり、調べたりしていくとCAの魅力とは何であるのか疑問を持つようになった。今は人気であっても、今後、より飛行機が身近な乗り物になり、格安航空会社が増えていくなかで、CAは以前のように高給、華やかというイメージから契約社員、体力的にしんどい仕事と変わりつつある。一章では、CAの歴史をみていき、特にCAの職業が人気のきっかけとなった70年代の航空会社の動きや、その当時のCAの仕事について取り上げる。二章では、現代のCAの業務内容や雇用について書いている。三章ではCAを取り扱ったドラマ「アテンションプリーズ」の70年放送版とそのリバイバルの06年度放送を比較することで、昔と今の違いを見ていく。今後、ますます飛行機に乗ることが一般化してくる時代にCAの職業はどのように変化していくのだろうかということをこの論文では取り上げて考える。

[キーワード] CA 客室乗務員 職業 航空
SH論文への批評
著者が航空会社内定者だけあって、“高嶺の花”というイメージとは異なった、CAという職業のハードな実態がわかりやすく述べられている。実際の航空会社内定者へのアンケートもなされており、CAという職業へのリアルな意見が紹介されている点も良い。
途中、CAの採用・勤務形態・訓練などに関して、国内大手航空会社2社の内実が並行して述べられているが、どちらか一方に大きく注目し、その比較対象としてもう一社を挙げるとよりわかりやすい比較になるのではないかと感じた。また、ドラマ『アテンションプリーズ!』の1970年と2006年版が紹介されているが、80年代、90年代、2000年に入ってからのドラマをひとつずつ取り上げ、それぞれの時代背景や女性観と絡めてCAという職業観の変遷を考察しても面白いのではないだろうか。
(KOK)
客室乗務員(CA)として、必要なものは何なのか考えさせる論文であり、CAに対して感じていたイメージが改まる論文でした。現在は昔と異なり、CAが職業として広く認知されているが、イメージは昔と変わらないものを持っている点は、乗客の目線が変化したという考えでまとめており、分かりやすかったです。一方で、結論に進めるために歴史を振り返りながらCAというものの変化を伝えることは出来ていても、結論になっている部分を考えると、現在のCAの内容は関連性が少なく、文章を減らしても良いように感じました。論文は女性目線で「憧れ」から考える構成になっていて、一貫性があって読みやすかったです。
(OT)
何人かのゼミ生が、憧れて「スチュワーデス」になっていくのを見ながら、いまいちその理由がわかりませんでした。でも、SAさんの草稿を読むうちに、CAという仕事から見える世界観や社会観を少し理解することができました。誤解していました。ごめんなさい。
(UK)